広告業界の現状

グーグルのPPC広告も売り上げは拡大しているようです。でもこれは他のマスメディアの広告からネットに移行してきただけなのかもしれません。パイが増えているのかどうか。求人広告も雑誌や有料サイトもかなり不景気で苦戦しているようです。不景気では企業も人を雇いませんので。通常はバイト、派遣、中途の順で採用を見送るようですが今はいきなり正社員の募集を止めているそうです。


そうなると争点になるのが「サービス価値の向上」「価格競争」になります。
私がいま取り組んでいるのは「広告」という一般概念からもう少し「プロモーション」の域まで考えた自動広告システムです。RSSを主軸に考えてます。企業の浸透度という意味でもWEB2.0の今は常に情報を発信し続ける必要があり、主流となるビジネスの流れに対し自分たちは今どこに関わっているのか存在を示す必要があるからです。

広告の在り方も変わってくるでしょう。バブルの頃はプッシュプッシュで高額商品が売れました。でも今は売ろうとすればするほど逆効果です。受け手がそれだけ情報を持っていますしネットでは選択肢も広いからです。ですので上記の「サービス価値の向上」「価格競争」が重要になります。今はプル型の営業が必要です。自分からは売り込まない。向こうから必要な情報を伝って選択する。この競争に勝てるということは「全国区」ということですから爆発的にシェアは奪うことができます。

ただ「サービス価値の向上」「価格競争」は口で言うほど簡単なものではありません。皆が同じ条件でやっている場合は、です。何かを犠牲(この場合は妥協)にする必要がありますし、システムの抜本的な改革も必要です。お金をかけても同じことです。そのお金はやがて回収しなければならないからです。クライアントの一番喜ぶサービス=自分が一番サービスして欲しいこと、となります。その為には自分もクライアントもWEB2.0のスパイダーの中に常にいなければならないのです。だからこそ四方八方から恩恵を受けられる。