収益セグメントを分けて売上アップを


これも不景気対策です。売上が上がっているビジネスモデルで収益機会が漏れている部分を補完する為に
収益セグメントを細かくして収益パターンを増やす方法を取り上げます。

(例)Eコマースの場合
■訪問客 100%
■見込み客 50%
■購買客 5%

と実際購入しようと訪問している客の中でも実際に購入してくれるのは数%しかいません。
それ以外の見込み客をお金に換える発想です。

例えば目的の商品がなかったお客には希望する商品を別に紹介する。
目的の商品でも値段が合わなかったら別の企業を紹介する。
目的の商品をオリジナルで欲しい場合は開発協力をする。

客のニーズは多様ですので、自分のところだけで完結する必要はありません。

もう1つ収益セグメントの分割。
お客側である以外にも同業者も訪問します。
広告・販売・仲介・情報提供・・・こういった収益セグメントを分割していくことにより
収益機会が広がっていきます。
この収益セグメントが均等であればあるほど不況などの不測の事態にも強いビジネスモデルになります。

SEOを一番のコツをつかむには(初心者編)


いわゆるその道のプロ(大企業ではなく個人に近い人)が手がけているお客のサイトを見るのが一番です。
何を一番重要にしているかの根本を見つけることができます。
SEOは完璧に施策することは難しいので一番重要なところが垣間見れます。
プロ本人のサイトを見ても謎を解明するのは少し難しいです。

アクセスアップをするといいつつ


自サイトのアクセスがほとんどない会社もどうなのか・・・
カウンターを付けているのはチャレンジャーだと思う。

といいつつもアクセスは量から質の時代に変わりました。
1日100ユニークの濃いアクセスも価値があるということです。
一方、1日何万アクセスもあっても無料コンテンツ目当ての訪問者はお金をビタ一文払いません。

YとGのSEOの特徴と盲点

抽象的ですがヤフーは1サイトで縦に掘り下げていけばインデックス数は増えます。
ただし横に広げれば効果は極端に薄くなります。
逆にグーグルは横に広げていく効果はあるのですが1サイトの価値基準は厳しいです。
1ページの情報としての価値は認めてくれますが1サイトの高価値とは見ないようです。
多極からのサイトの存在を示す数字、被リンクやコンテンツの自然な増加グラフやドメインの履歴など。


ヤフーはメタタグの情報を基準としているのに対しグーグルはページのコンテンツ内の情報の配置や量が基準です。それを見てもグーグルの方がページ内のコンテンツの価値を細かく評価しているといえます。つまりはどんなにくだらない内容でもグーグルは拾ってくれるということです。

目の前の利益より継続した微小の利益累積を

先日TVで過去にGMが電気自動車を先駆けて研究し量産していたのですが、ある時期に製造コストがかかるということで自らその研究を封印し、市場の車は全てスクラップにしてしまったそうです。
それを今も続けていれば電気自動車分野で先導していたに違いありません。勿体ない話です。
この経営判断は「目の前の利益獲得」を優先したからということです。


インターネットビジネスも目の前の利益よりも、数年先を見据えて考えた方がメリットが大きくなります。
検索エンジン対策のSEOも一気に施策すると不自然なビジネスになりがちです。ペナルティも待っています。
方法は積み重ねていくしかないのです。それで今やっていることが数年先にもアドバンテージになるような方法論で考えます。誰もやっていないことに挑戦しやすいのがITの優位性です。時間は浪費しますが資金はかかりません。

考え方として

A+B のサービスやコンテンツを積み重ねると
(A+B)の全体の価値が大きくなる方法論をとります。

A+B+C のように個別に積み重なっても全体の効果は見込めません。
これは経営全体の話にも言えることで、対象顧客やシステムの共有などによりコストダウンなどで
よりマーケティング的に近いリソースを広げるようにしましょう。
大企業だと楽天などが見事にこういうやり方でM&Aをやり続けています。
中心の楽天市場を中心としてサークル上に円を描きながら広がっていきます。
一方、いろいろ本業と関係ないM&Aにお金を投資し結局撤退していった企業も多いです。

インターネットの場合は対象となるべく顧客を集められれば何の商売でもできるわけですから、
この集客に資源と頭脳を投資するべきです。
いくら技術力が高いとか良い商品の在庫を抱えていても、人が来なければ商売になりません。

(A+B)の全体の価値=ターゲットとなる顧客の集客効果

となれば一番良いです。特に零細事業からのスタート組は。
で問題は顧客の質ですが、あるウェブサイトで日経のポータルサイトを見る人は平均年収900万、
お笑いのポータルサイトはお金をもっていなさそうです。どちらに広告を載せた方が儲かりますか?
不必要な集客や無料サービスでの集客でのビジネスはよほどの大人数を集めない限り難しいということです。
この辺にもヒントがかくされていますね。

業務以外のコストダウンに目を向ける

業務の単価や見積りだけに目がいきがちですが、打ち合わせや相談や会議や移動などで専門家が時間を使って拘束されているものも大きなコストです。通常はこうしたコストをないがしろにしがちです。


中堅や大手などではシステム系の会社は特にそうですが1か月あたりの人工で作業時間を割り出して採算をはじき出します。しかしながらそうすると実際は「おいしい案件しかやらない」といった傾向になります。
これからはこうしたシステムは難しくなると考えます。これからは客に合わせたシステムで業務の全てを計画する、会社側が変動したコスト基準に切り替える必要があります。コストは一律では計算できなくなります。その部分は経験によって判断されるのでファジーともゲーム理論ともいえるべき範疇ですが。
新規顧客の場合のコスト、相手のビジネスモデルに合致したコスト、これらに目を向けてあげる必要があります。新規顧客であれば最初はタダ同然でもその後の成長に応じて取引額も大きくなる。こういった部分を予測してコストを計算します。

日本社会はこうした非効率的な部分を「当たり前経費」として皆で容認してきたわけですが、いざ自分の会社の足元まで火の粉がふりかかってくるとそんなことは言ってられなくなります。1円でも安い取引先を探すのがベターです。