目の前の利益より継続した微小の利益累積を

先日TVで過去にGMが電気自動車を先駆けて研究し量産していたのですが、ある時期に製造コストがかかるということで自らその研究を封印し、市場の車は全てスクラップにしてしまったそうです。
それを今も続けていれば電気自動車分野で先導していたに違いありません。勿体ない話です。
この経営判断は「目の前の利益獲得」を優先したからということです。


インターネットビジネスも目の前の利益よりも、数年先を見据えて考えた方がメリットが大きくなります。
検索エンジン対策のSEOも一気に施策すると不自然なビジネスになりがちです。ペナルティも待っています。
方法は積み重ねていくしかないのです。それで今やっていることが数年先にもアドバンテージになるような方法論で考えます。誰もやっていないことに挑戦しやすいのがITの優位性です。時間は浪費しますが資金はかかりません。

考え方として

A+B のサービスやコンテンツを積み重ねると
(A+B)の全体の価値が大きくなる方法論をとります。

A+B+C のように個別に積み重なっても全体の効果は見込めません。
これは経営全体の話にも言えることで、対象顧客やシステムの共有などによりコストダウンなどで
よりマーケティング的に近いリソースを広げるようにしましょう。
大企業だと楽天などが見事にこういうやり方でM&Aをやり続けています。
中心の楽天市場を中心としてサークル上に円を描きながら広がっていきます。
一方、いろいろ本業と関係ないM&Aにお金を投資し結局撤退していった企業も多いです。

インターネットの場合は対象となるべく顧客を集められれば何の商売でもできるわけですから、
この集客に資源と頭脳を投資するべきです。
いくら技術力が高いとか良い商品の在庫を抱えていても、人が来なければ商売になりません。

(A+B)の全体の価値=ターゲットとなる顧客の集客効果

となれば一番良いです。特に零細事業からのスタート組は。
で問題は顧客の質ですが、あるウェブサイトで日経のポータルサイトを見る人は平均年収900万、
お笑いのポータルサイトはお金をもっていなさそうです。どちらに広告を載せた方が儲かりますか?
不必要な集客や無料サービスでの集客でのビジネスはよほどの大人数を集めない限り難しいということです。
この辺にもヒントがかくされていますね。