業務以外のコストダウンに目を向ける

業務の単価や見積りだけに目がいきがちですが、打ち合わせや相談や会議や移動などで専門家が時間を使って拘束されているものも大きなコストです。通常はこうしたコストをないがしろにしがちです。


中堅や大手などではシステム系の会社は特にそうですが1か月あたりの人工で作業時間を割り出して採算をはじき出します。しかしながらそうすると実際は「おいしい案件しかやらない」といった傾向になります。
これからはこうしたシステムは難しくなると考えます。これからは客に合わせたシステムで業務の全てを計画する、会社側が変動したコスト基準に切り替える必要があります。コストは一律では計算できなくなります。その部分は経験によって判断されるのでファジーともゲーム理論ともいえるべき範疇ですが。
新規顧客の場合のコスト、相手のビジネスモデルに合致したコスト、これらに目を向けてあげる必要があります。新規顧客であれば最初はタダ同然でもその後の成長に応じて取引額も大きくなる。こういった部分を予測してコストを計算します。

日本社会はこうした非効率的な部分を「当たり前経費」として皆で容認してきたわけですが、いざ自分の会社の足元まで火の粉がふりかかってくるとそんなことは言ってられなくなります。1円でも安い取引先を探すのがベターです。