All Aboutは理想に近いのだが・・

情報の価値向上やスケーラブルな拡張性は評価できるのだが記事そのものがビギナー向けのものばかり。やはり玄人のコアな情報集積が必要。玄人と言っても業界ばかりの人間が集まってもビジネスにならない。ネットユーザーは進化している。企業側の情報価値も進化しなければすぐに埋もれてしまう。

現にAll Aboutのページはお気に入りにブックマークすることが私の場合ほとんどない。メルマガをビジュアル化しナビゲートしただけという感覚だ。ビギナーをナビゲートするという方向性は成功していると思う。All Aboutのビジネスモデルのキャッシュポイントを見ると専門家が記事を書くことが「広告料」となっている。だからか、印象の良い営業マンが分り易くパンフレットを見せて説明してくれている感覚なのだろう。

大手ITもお金をかけてマンパワーを使って新規ビジネスを構築した場合でも結局はキャッシュポイントは最後は広告のみだったりする。広告というのは訪問するユーザーの質に左右される場合が多くその質を上げるにはサイトの情報力を上げなければならない。しかしながら広告のみだと利益に見合った情報投資ができない。そこが勿体ない。グーグルくらい無料サービス→広告収益、という明確なモデルがあれば別だが。ビジネスとして利益効率が極めて悪いモデルがほとんどであるから敷居が高いIT情報ビジネスということになる。

広告収益も最終的には企業がクライアントを受け入れて利益になるまでの入口にすぎない。最終目的は企業の売上な訳であるからして、だったらそこまでナビゲートしてあげればいいのにと。ジャパネットタカタみたいに広告側がメディアを侵食するくらいにシームレスに繋がるという手もある。