値段が固定されるものは全て比較される


まずEコマースの話。
価格ドットコムも楽天も同じ商品は安い企業が独占でシェアをとる。同じモールの場合はさらに顕著だ。いかに値段を下げられるかの戦いである。これは消費者を向いているといってもいいが企業にとっては厳しい。ヨドバシの店舗で価格ドットコムの値段をつきつけられて値引きを要求されるケースなど。商品販売の根本を揺るがす事態だ。

このジレンマを抜けるには

1.オリジナルの商品やサービスを扱う(または商品のセット販売やセールス方法を変える)

2.固定コストをかけない企業体にする(商品は在庫を持たない、あるいは発送までのシステム化)

3.相談やコンサル、アフターフォローなど付加価値をつける

昨今の”数字競争”で考えることはいか人間がお金を使う時に値段以外のものを考慮するかということだろう。ヨドバシよりも高くともTVでジャパネットから商品を買う人もいる。

将来でこうした値段を扱う業者側で一定の収益を上げ続けるのは至難の技だろう。ジャンルの業界のトップランナーにならなくてはならない。しかしながら結果的に複数の企業が競争をし合っているからこそ値段が下げられているということで消費者にとってはメリットがあるので、さらにそのEコマースの力が強まる。業界全体の活性化には寄与していることはいがめない。