訪問者(見込み客)の濃度

特にBtoBビジネスの場合は特定のターゲットの訪問者が必要だ。関係ない訪問者のアクセスは必要かといえば必要ないのかもしれない。口コミで広まるという言い方はBtoCであればあてはまる。企業の場合は他の企業がやったからうちもやろうという、そういう波はほとんどない。企業独自で経営判断も違うからだ。行列には簡単には並ばないのだ。ある一定の%が大企業によってもたらされる安心感とスピード感により明らかにトレンド化したものは例外的に並ぶ。


必要な訪問者を呼び込む努力をしていかなければならない。PVを増やすというよりもどのキーワードでピンポイントに当サイトに訪れたかを重要視した方が売上は何倍にもなる。ユニーク数でいうとピンポイントの100ユニークでビジネスになってしまう。キーワードとやり方によってはサラリーマン以上は稼げる。PV至上主義の頃はとにかく掲示板に書き込んだり、業者に宣伝してもらったり、やりまくる。いつからかこういう手法は効果が全くでない。仮に訪問があったとしても冷やかしとかいい加減な顧客であることが多い。宣伝方法の価値観も問われているのだろう。

少ないアクセスでのアクセス数アップ対策であるから実はデータ数が少ないから分析しやすいのです。またアクセス数も少ないからこそ価値を分かっていて売上もあがっていれば確信がもてますのでモチベーションも上げられるのです。ある本で営業電話をかける時に「パンフレットでご案内してもよろしいですか?」とだけ言って許可を得た人だけに資料を送るという営業電話の手法があったらしいです。保険のセールスだったかな。つまり電話では一切セールスはしません。「こういう色の封筒で資料をお送りしますのでご覧になってください」というのです。これで何と物凄いリターン率を達成したというのです。しかも無駄なDMのコストも無くなって一石二鳥です。

つまり買いたくない人にいくら売り込んでも物は売れないのです。だからいかに買う気のある対象を集めるか。またセールスではなく自分の意思で申し込める雰囲気とかシステムを考えるか、が大事なのです。
インターネットでもそういう対象を集める工夫が必要で、手当たり次第に不特定多数に売りつける手法はコストも増大しコンバージョンも下がりこれからの経営は立ち行かなくなるでしょう。